*インタビュートーク*
CGJ:私たちは、あなたの本『THE LITTLE BLACK DRESS』のファンですが、この有名なドレスについて取り組もうと思ったきっかけは何だったのですか?
エミー:昔、ファッション業界で宣伝を担当していたことがあるのね。そのころ、どのイベントに出席するときも、リトルブラックドレスを着ることを要求されたの。ファッション誌のエディターから上流階級の女性たちまで、みーんなブラックドレスだったわ。だから、なぜブラックドレスがそれほどまでファッションの主流で、かつシックで高級感があるのか、不思議になったの。そうして、私が導き出した答えがあの本の中にあるのよ。
CGJ:あなたはライターであると同時に、服飾デザイナーとしてのバックグラウンドもある。この本を執筆するにあたって、ライターの面
とデザイナーの面はどう影響しあったのでしょうか?
エミー:はっきり言うと、服飾デザイナーだったって言えるほどのことはないの。でも、私は常に洋服やデザイナー、流行の歴史を愛してきたわ。私にとっては、本をリサーチするという過程が最高だった。ニューヨークシティのFIT(Fashion
Institute of Technology)図書館にそれこそ何時間も座って…本当に幸せな時間だったわ!
CGJ:ブラックドレスはみんなのもの、誇れるアイテムだって、あの本が認識させてくれたような気がします。なぜそれがブラックドレスなのか、一言で言うと?
エミー:わかりやすように、本に書いてあることをまとめると_まず、『可愛いブラックドレスは近代の女性の反抗を表し、女性の自立を祝うユニフォーム』なのね。『女性の、選択する自由の象徴』。『世界の中で平等な関係であることを宣言する』、そのとき、女性は自分自身を着飾るの。ブラックドレスは、女性が可愛い洋服を着た単なる飾り物であることからどれだけ遠く離れたかを示しているのよ。女性の可能性が限界を超えた今も、ブラックドレスは、最初、彼女たちが辿り着いたものであり続けているの。
CGK:ブラックドレスと似たような人気を持つ洋服ってほかにあるのでしょうか?
エミー:うーん、ジーンズは確実にステータスを確立したわね。セクシーにも着こなせるし、快適だし。ただ、ブラックドレスのようなシックな部分はないわね。でも、これってリンゴとオレンジを比べるみたいなものね。とにかく、ジーンズは人気のあるアイテムだってことは言えると思うわ。
CGJ:あの本ではたくさんのブラックドレスが取り上げられていますが、エミー自身のお気に入りのドレスはある?その理由も教えて。
エミー:難しいわね。だって、お気に入りのブラックドレスを一つ選ぶなんて、お気に入りの子供を選ぶようなものだもの。不可能だわ。ブラックドレスってひとくくりにするのは簡単なんだけど、その中にはたくさんのチョイスがあるの。あと、ブラックドレスって着ている女性を誇張するの。どんな女性でも、ブラックドレスを着れば、マリリンのようにも、オードリーのようにも、エリザベス・テーラーのようにもなれる。そういうことも、お気に入りを一つに絞り込めない理由かもね。だから、私のお気に入りのブラックドレスは、その瞬間、瞬間に着ているドレス、でしょうね。
CGJ:全体的に見て、女性たちはファッションでもメイクでもシンプルで可愛らしく、でも印象深いというスタイルに戻ってきているように見えますが、エミーはどう思う? ブラックドレスは現在のトレンドにどのようにフィットしているんでしょう?
エミー:すべての女性たちは、洋服の中で、自分を最高に良く見せ、最高に良い気分になりたいと思ってるんだと思うの。それはトレンドとは関係なく。そういう意味で、ブラックドレスは流行を超越している。シンプルに着られる可愛いブラックドレスは、いつどんなときも女性を美しく見せる力を持っているもの。シンプルでインパクトがあって、その上、シックでスタイルとして強い。それ以上、求めるものなんてないくらいよね!
CGJ:最後に、ブラックドレスは将来、どうなると思いますか?
エミー:そうね…、女性がいる限り、永遠にブラックドレスも存在し続けると私は思うわ。
インタビュー以上。